さわやかサンライズ 


暑くてじめじめ、お花にとっても厳しい季節がやってきました。
どんなお花でも水替え、花瓶洗浄が欠かせません。

お花によってエチレンに対する感受性が高いもの、導管から入るバクテリアに弱いものなどいろいろですが、ランの類は比較的どちらに対しても強さを発揮するようです。
どんな花でもこう暑いとこまめに水替えすることが大切ですが、深水も必要ないので、水替えもラク。

オレンジ色が人気のサンライズ。
比較的通年で手に入ります。
夏のサンライズはグリーンとだけあわせると手入れの手間も少なくてすみます。
花傷みのスピードが違うお花とあわせるより、いっそお花はサンライズだけにして、持ちの良いグリーンとあわせてみました。


この時期出回っている青い果物や実ものとも相性が良いです。
果物は通常エチレンの発生でお花の傷みを促進してしまうものですが、未熟な青い実ものはエチレンの発生がまだ少なく、花傷みの心配が少ないので安心です。。

グリーンのテーブル


形の違うグリーンを何種類か組み合わせてグリーンが主役のテーブルというのも夏に似合います。
斑入りのホスタ(ギボウシ)、つるものとしてシュガーバイン、敷物のようにも使える大きい葉としてモンステラ等々・・・
テーブルセッティングとしてはグリーンだけでも十分お料理を引き立てますが、楽しい雰囲気を作るために1種類だけ色のあるお花を入れました。
ざっと数本投げ入れただけでも明るさが出ます。

黄色とピンクの2色使い


ピンクと黄色の花、主役っぽい花を組合せることはあまりないと思うのですが、モカラの場合は数色同時に使うのもおすすめです。
トロピカルな感じも、ポップな感じも組み合わせ方で自由自在です。

季節によって入荷している品種に違いもありますが、ピンクや黄色、オレンジなど定番色の品種のどれかはたいていありますし、組合せには事欠きません。

モカラの数色使い、お試しください。

ライラックブルーのテーブルアレンジメント

ライラックブルーをふんだんに使ったテーブル。
前回はセラドン焼きとあわせましたが、今回はガラスの器との組み合わせです。

ライラックブルーはアンティークのガラスの金魚鉢に生けています。
花と一緒に水を見せる感じ、水が反射してグラスが光ります。
下の写真は間違い探しのような似た写真ですが、白のクチナシとグリーン(シッサス)を増やしました。ちょっとだけゴージャス感を出してみました。
葉っぱのないモカラはあわせるグリーンによってがらりと雰囲気を変えることができます。

セラドン焼きとライラックブルーのさわやかなセッティング


前回に引き続き、タイのセラドン焼きのセッティングにモカラをあわせたテーブルセッティングです。
今回はさわやかシックな雰囲気に仕上げました。
セラドン焼きの淡いグリーンはどんな色とも相性がよさそうです。

今回使ったのは、ライラックブルーとパープルのバラ「リトルシルバー」&エレガントな八重のガルデニア。

キャンドルの光で夕方の雰囲気でも素敵です。

セラドン焼きとモカラのセッティング


タイのセラドン焼きは、緑がかった淡いブルーの陶器です。
この色が華やかなモカラのピンクや黄色にとてもあいます。
ピンクはおなじみ人気者の「カリプソ」です。
黄色のモカラは「ムーンライトイエロー」。
一見、合うのかな?と思われるような蛍光ピンクと黄色ですが、一緒に使うとポップで楽しい雰囲気が出ます。

ピンク×黄色のモカラの2色使い、夏っぽいしつらえにぜひお試しください。

ノーラブルーとグレイラタンのバスケットアレンジ


大きな活け込みにどっしりした陶器は定番ですが、夏の花活けには少しでも涼しげに見えるバスケットをよく使います。
大きさがあるアレンジメントには 土台部分の軽やかさも大切です。
夏にはガラス器も素敵ですが、水の汚れが見えやすく、メンテナンスとメンテナンスの間の微妙な時間の不安を考えると、毎日水が取り換えられない環境下では使いにくい場合もあります。

よく見かけるブラウンの籐のバスケットはどな花にも似合う万能選手ですが、
私はよくグレイの籐バスケットを使います。
籐かごのナチュラル感が出過ぎないので、ちょっとスタイリッシュな場所にも馴染みます。
花色もどんなものともあわせやすいですよ。