タミーの試験管アレンジ

 
花びらがカーブしたり、反ったりした ちょっと気まぐれな花びらが特徴のタミーを、試験管にアレンジしてみました。
ベアグラスというニラのような葉を くるくると丸めて一緒に気まぐれを楽しんでいます。

同じ花器に、今度は新芽の出始めた「雲竜柳」とともに生けました。
あちこち気まぐれに伸びあがる雲竜柳の枝とひらひらとしたタミー。
枝物とランですが、気まぐれ者同士、案外息の合った組み合わせです。

タンガリン(モカラ)


タンジェリンオレンジ色の鮮やかなモカラです。
細い花弁に濃いオレンジのドットが入っています。
 
黄色のモカラやアランダはたくさんありますが、同じトロピカルカラーでも明るいオレンジは意外にあまりみないので、とても便利に使えます。

下の写真は3種類のらんを並べて写真を撮ったものです。
奥のピンクは「カリプソ」
真中が「タンガリン」
手前の黄色が「タミー」です。
それぞれ個性のはっきりした色味ですが、
並べてみるとキャンディのようなポップなイメージです。

タミー(アランダ)

 
黄色く細い花びらに赤いドットが特徴の「タミー」のご紹介です。
色味的には 4月にご紹介した「サンセット」に似ています。
サンセットは花びらが丸い丸弁でふっくらとしていますが、こちらのタミーはシャープな花型です。

黄色に赤というとちょっと激しい色の組み合わせのような感じがします。
でもタミーは細弁の繊細さや、くるりとした花びらの反りというコケティッシュな表情も持っています。
次回 どんな組み合わせでご紹介しましょうか・・・。

ルビー1輪のテーブルフラワー

 
はっきりした色と形のルビーは たった1輪でもテーブルのアクセントになりますね。
水から出してしまっても すぐに萎れたりしませんので、器に入れなくても大丈夫ですが、
小さいガラス器に挿してちょっと特別感をだした、1人ずつのテーブルフラワーにしてみました。

トロピカルすぎない色のランなので、いろいろな使い方ができます。
少し照明をおさえた場所に飾れば、シックな表情にもなります。

ルビーの和風ブーケ

 
1輪ずつの花姿もかわいいルビーで、和装にも似合うブーケを作ってみました。
あわせた花材は青い竹をイメージして「トクサ」と、「グリーンネックレス」「ベアグラス」。
それに 房飾りをあしらいました。
ランの良いところは、水から引き揚げてしまっても花もちがとても良いところ。
その特性を生かして、一輪ずつバラバラにしてから針金をつける「ワイヤリング」という方法で制作しています。
赤い蝶々がひらひらと舞い上がって飛んでいくようなデザインです。

ルビー(モカラ)

 
黄色系の品種紹介が続きましたので、今回は赤系のルビーをご紹介します。

1輪の花姿はバランスの良い星型。
花弁は肉厚なほうではないので、軽やかな印象です。

出回り時期は周年です。
暗すぎず、明るすぎない落ち着いた赤色で、
メインの花としても、また、ちょっとした「挿し色」としても使いやすいお花です。