丸いバスケットに丸い花束

前回ご紹介したノーラブルーと白いバラの丸い花束を、

グレイの丸いラタンのかごに飾りました。

直径40㎝ほどもある大きな丸いラタンかご。
かごの中にオトシ(花瓶やバケツなど)をいれて、花束の茎もとを隠すようにすっぽりと入れると
丸いかごと同化して、全体がまあるいアレンジメントに仕上がります。
大きさがありますが安定がいいので、床に直置きするような装飾におすすめです。

ノーラブルーとバラの花束

一見地味かなと思われる藤色のノーラブルー。
白と紫という、さらに地味?と思われる組み合わせをあえてしてみました。

白いバラは「イブ・カラム」。
うっすらとベージュがかった、ころんと丸いオールドローズ系のバラです。
ノーラブルーは先端に向かってパープルから白っぽいパープルに少しずつ変化しています。
1本の中にグラデーションがあり、白い花との相性も自然に馴染みます。

藤色ノーラブルー


ノーラブルーは少し細めの花びらのアランダ。
1本でたくさんの大きめの花がついていますが、花びらの細さで軽やかに見えます。
口の細い薬のビンのような花器に挿したこの写真も、たったの1本です。
多少個体差はありますが、1本のラインフラワーというよりは、少し横幅があります。
さわやかな藤色も、これからの季節に活躍しそうです。

ノーラブルーのティアラ

ノーラブルーは1輪が大きめですが、花びらが細いので、重たくなりません。
細い三日月状にワイヤリングした花をつなげて、ティアラに仕立てました。 

少しスモーキーな紫色に、シルバーがかったグリーンのユーカリとあわせ、少し大人っぽく。。。

髪飾りは、ヘア用のユーピンまたはコームで留めます。
コームに直接、ワイヤリングした花を取り付けても髪飾りができます。
髪に簡単に差し込めるので、ヘアメークさんなしで、気軽に髪に花を飾りたい時にはとても便利です。

ノーラブルーの後ろ姿

 
かなりやさしい藤色のノーラブルーですが、後ろ姿もまたかわいらしく、シャッターをきりました。
ちょっと大きめの花がつくランは、重みのせいか ともするとお花の顔が下を向きがちで、生真面目な私たち日本人は「使いにくい花」と思いがちです。
でもランの後ろ姿、ちょっとうつむき加減の表情もなかなか奥ゆかしくて、かわいらしいのです。


これはチャックワンオレンジの後ろ姿。
スポット(斑点)の濃い色がないせいか、表の色より後ろのほうが少し白っぽい感じです。
横顔・下向き・後ろ姿も嫌わずに見てあげると 案外かわいいものですね。

ノーラブルー(アランダ)

ノーラブルーのご紹介です。
 
モカラやアランダには少ない紫色。
それも日本人好みの淡い藤色です。

少し細身の花びらです。
よく見るとうっすらと網目の模様がついています。
リップの部分にだけ ちょっと濃い紫色がついていますが、これがピリッとスパイシーなアクセントになっています。
冬は出荷が減りますが、3,4,5月、7月、10月には多めに出回っています。