パープルフォックスと香る花をあわせて

 
ランの花には香るものもありますが、普段手に入りやすい種類には香りのないものが多いように思います。
水揚げも難しくなく、日持ちもいい。そこにさりげない香りがあったらもっといいのにと思うことがあります。
特に、ギフト用の花として贈るもの花には、ほんの少しの香りがあったほうが、贈る人にも贈られるひとにとっても印象が強くなる気がするのです。
香りのない花を贈るとき、ほんの少しでも香りのある花をあわせます。
今日はちょっと大人な雰囲気のパープルフォックスの赤紫に、あえて真っ白なスイセン「ペーパーホワイト」とハーブゼラニウムをあわせました。
パープルフォックスが揺れると、ゼラニウムとスイセンが香る花束です。

春待ち顔のシャネル

 
南国のランの花、とりわけデンファレは、品種にもよりますが比較的季節に関係なく安定的に出回っています。
そのために季節を感じにくいお花ともいえるかもしれません。
ほかの花との組み合わせを考えるときに、まずは「この季節にしかない花とあわせてみよう」と考えます。今日はザ・春の花 チューリップとの組み合わせです。
チューリップも今やさまざまな色、形、咲き方がありますが、今日はシャネルの淡いピンク~白のグラデーションにあわせ、パープルからグリーンへのグラデーションの美しい、八重のチューリップとあわせました。
季節の花とあわせると シャネルも春待ち顔の「季節のお花」に見えませんか?

シャネルをカジュアルに


デンファレは、もっと活躍の場が増えてもいいのではないかな?と思う花の一つです。
高価でもなく、スーパーマーケットでも売っていますが、でも普段使いのイメージがなく、何かいまひとつ人気があるとは言えない花、デンファレ。
ピンクのシャネルに、パープルのラナンキュラス、チューリップを合わせて
ちょっとカジュアルな雰囲気でまとめてみました。
きちんとラッピングするというより、ザッと新聞で包むようなカジュアルな雰囲気。
イメージを変えるには、女の子が自分のために買いたいと思うような、そういう提案ができなきゃと思います。

ブラナジェード 緑の花について

 
最近では緑色のお花も増えてきました。
緑色のバラもありますし、カーネーション、トルコキキョウ、ラナンキュラス、スカビオサ、クリスマスローズ・・・・・・
お花屋さんで花を買う時に 緑色の花を主役に選ぶことはあまりないかもしれませんが、私個人としては赤やピンクの花にはない、ちょっと個性的で凛としたところが大好きです。
個性的でありながら、ほかの花と一緒のときには急にオーラを消し、他を引き立てます。
控えめなようでなにか自己主張しているような雰囲気が魅力です。

エリカとラナンキュラスのブーケ

 
ちょっと丸みを帯びた花の形も、さりげないピンク色の入った白色も、「エリカ」はウェディングフラワーとしてぴったりです。
利休草の明るいグリーンと、ややベージュがかった白いラナンキュラス、バーゼリアでウェディングブーケのイメージで撮影しました。
うっすらとピンクがかっていますがが、「暖かみのある白」というニュアンスです。
エリカ ブーケUP1.jpgエリカブーケ.jpg