アリスタ

 
お花のつき方が密集しているアリスタ。
同じように密集したヒヤシンスとあわせて、マス(かたまり)状の使い方をしてみました。
近くで見ると、丸弁・網目模様のかわいいお花。
遠くから見ても、存在感があり、1本でかなりのボリュームの出る便利な赤の素材。
かつてはMサイズしかありませんでしたが、最近ではLサイズもご提供できるようになりました。
大型のアレンジメントに赤い素材をたっぷりと使いたい時にいかがでしょうか。

赤モカラ3種 一輪ずつ見てみましょう

 
前回の1本単位での比較で 花のつき方の違いをご覧いただきましたが、
今回は一輪ずつじっくりとご覧いただきます。

ルーシーは3種の中で色が少し黒っぽい赤。
花びらは少しとがった形で星の形に似ています。

ルビーは細身の花びらですが、ルーシーと違って先が丸い形。
花のつき方が一番軽やかなので、チョウチョのように軽やかな印象。

最後にアリスタです。
丸弁のぷっくりしたかわいらしい形。
うっすら入った網目がおしゃれっぽく見えます。
ホテルのロビーの活け込みなどのような大型アレンジなどに活けて、遠目に見たら似た印象かもしれません。
でも、花束や家庭サイズのアレンジメントなら花の形がはっきりと分かります。
作りたい印象、他の花材との組みあわせで、お好みの花形をお選びくださいね。

赤いモカラ 3種のご紹介 

 
3種の赤いモカラをご紹介します。
左から ルーシー、ルビー、アリスタです。
パッと見、色は似ていますが、花のつき方も、雰囲気にも実は個性があります。

まず初めに左側のルーシーからご紹介しましょう。
花の先がちょっととんがっているような形。
全体が円錐状になっています。
黒っぽい赤色で、3種の中では一番シックな色あいです。

次にルビー。
ひらひらとしたお花のつき方。
茎も一番細く、軽やかで繊細な印象です。

アリスタは一番お花が密についています。
茎も3種の中でいちばんがっしり、ぽっちゃり。
下から上まで、比較的均等に 同じ密度でついています。
花の丸みとうっすらとした網目も特徴です。
比較してみると意外に個性が違うものです。
パッと見の色は似ていますが、スレンダー、繊細、ぽっちゃりタイプと、使い方やデザインにあわせてお選びいただけます。

雲竜柳でちょっと大きめに。

 
ランの茎の長さはだいたい決まってしまっていて、すごく長いものはなかなか手に入りにくいです。でも枝ものと組み合わせれば、自由自在に高いところ、広いスペースへも飾ることができます。
これは雲竜柳の枝にたくさんのアクリルの試験管をつけて、モカラをさしたものです。
こうすると、広い面を埋めるようなデザインや、高さを作るデザインにも、モカラは活躍できます。

枝ものと組み合わせるとちょっと和風な印象も出せますね。

アリスタ ほぼフルブルームでした。

 

モカラは種類にもよりますが、花がだんだん疲れてくると、花がまだ大丈夫でも先のほうから黒く枯れたようになるものもあります。
その場合は黒くなった部分をはさみで切り落とすと、お花のもちもよくなります。
このアリスタという種類を観察していたら、先から黒くなるものもありましたが、先までほぼ全部咲ききるものもありました。
全部咲く状態をフルブルームといいますが、根のある状態から切り花にしてしまうと、咲かずに終わるつぼみが多い中、結構丈夫な種類といえます。

先っぽの花色は少し浅い赤ですが、そのグラデーションもまた持ち味です。
先のお花は少し小さく、横のブルースターより一回り大きい程度でかわいらしいサイズ。
ずいぶん長く楽しんでいます。

アリスタと赤い実で

 
秋の赤い実がいろいろ出荷されてきています。
野バラの実、ビバーナムコンパクター、カンボク・・・
これらのものとあわせるだけで、南国のモカラも秋の印象です。

艶のある実とあわせるのがおすすめです。
かさかさとした感じの花材より、艶があったりぷっくりしたリッチな感じが、肉厚の花びらのランとバランスよくあわせられると思うのです。

アリスタ


赤にうっすらドットの入った種類、アリスタのご紹介です。
ドットが入ったものは 日本人があまり好まないと聞きますが、このあっさりしたドットは、この種類には無いよりあったほうが絶対きれい、うっすら感がきっと日本人好みだと思います。

花もパリッとしっかりと横を向いていて、使いやすい花の付き方です。