アースカラーにもなじむ赤


淡いベージュの花弁に中心部分がうっすらと黄金色がかったシックなバラ エバンタイユドール。

ちょっとバーガンディがかったモカラの赤は、アースカラーに意外になじむ赤です。

モカラの中でも比較的小輪のタイプのルビーは、主役にもなりますが、主役を引き立てる名わき役にもなります。
花弁がだらりとせず、先端の花まで上向きに開き、5枚の花弁が赤いお星さまのようです。
クリスマス用の赤い花がこれからいろいろ出回りますが、暖かい部屋でも花保ちの良いルビーは大活躍します!

紅葉の葉とルビー

紅葉でグリーンから黄色に色づき始めたキイチゴの枝「ベビーハンズ」とルビーです。
赤いモカラ「ルビー」の星形の花弁もまるでもみじの葉のように見えます。

ルビーは比較的周年で安定的にありますが、季節や一緒にいける花や葉によって、表情が違って見えます。
この時期ルビーは、紅葉の葉や枝ものとあわせると秋らしいアレンジメントができます。

洋花であるモカラが、なんとなく和の花にも見えてくる秋です。

優しいピンクと黒い葉と。


優しいピンクとペールトーンの花との組み合わせを前回までに見ていただきましたが、黒っぽい花材との組み合わせもおすすめです。
写真はバジル ダークオパールとの組み合わせ。ピンクが映える赤みがかった黒色の葉や穂は、かわいらしいピンクを秋っぽく感じさせてくれます。

ピンク×グリーンとのフレッシュな組み合わせももちろん素敵ですが、
かわいらしいピンクを引き立てるダークカラーとの組み合わせもこの季節にオススメです。

フレア×シンフォリカルポス 


前回に引き続き、ピンク×ピンクの組合せ。
今回は枝もの、ピンクのシンフォリカルポスで大きめなアレンジメントです。
透明感のあるフレアのピンクが軽やかです。

フレア8本、シンフォリカルポス3本の2種のみ使用ですがボリュームが出ています。
和風の素材との組み合わせにも似合います。

ピンク×ピンク!フレア!

やさしいピンクのフレア。ピンクの花だけをあわせたバスケットに。

センニチコウ ローズネオンにピンクのスカビオサ。
とろーん、ぽわーんとしたピンクアレンジの主役にフレアを使ってみましたが、透明感のある強すぎないピンクはなじみがよく、使いやすいピンクです。
季節を問わず活躍しそうなフレアです。

フレアのご紹介

あたらしい品種フレアのご紹介です。

ひらひらゆれる フレア-スカ-トのような 上品でフェミニンな感じの花として名前が付けられました。
 


カリプソははっきりした蛍光ピンクで人気の品種ですが、カリプソより少しやわらかいピンクが欲しいというご意見もあるそうです。そんなニーズに答えられるやさしいピンクの品種です。
カリプソより薄いピンクとなると、チャックワンファームまたはクリスティーンというのが定番でした。
チャックワンファームはカリプソよりかなり大輪。そしてドットが少し目立ちます。
クリスティーンは細弁なので、ちょっとイメージが違う。。。

フレアはカリプソよりは大輪、チャックワンファームよりは小さく、ドットも目立ちにくいです。
誰にでも好まれる優しいピンクのフレアです。

 

どんな色との相性も。。。

前回ご紹介した黄色系のアレンジメントですが、バックボードの色を変えて、ムーンライトイエローの黄色の色合わせの相性を見てみました。
明るいグリーンはどんな色でも引き立てます。もちろん黄色ともしっくり。
なんとなく春めいた黄色に見えます。


黄色の花を同じ黄色のバックボードに置くとどうでしょう?
間に入ったグリーンでバランスがとれ、意外に黄色の花色を強調しています。
同じ黄色が夏のコーディネートに見える気がします。


突拍子が無いようですが、赤系のバックボードで黄色を見てみると、、、
温かみのある黄色に。


黄色の反対色、ブルー系との組合せは黄色がくっきり浮き上がります。
黄色い花がシャープでカッコよく見える気がします。


まわりにある色で同じ色の印象が変わります。
とりわけ黄色は、他の色との組合せ次第で変幻自在に楽しめます。
ムーンライトイエローをはじめ、サイアムゴールドやサンセット、ビッグイエローなど、使いやすい黄色系のモカラはほかにもいろいろ揃っています。