モカラの季節

最高のサイアムゴールドが届きました。
長さも花付きのボリュームも、そして色もカンペキ、いよいよモカラの活躍する季節がやってきたという感じです。
名前に「ゴールド」という言葉が入っているので、なんとなく黄色が強い感じがするのですが、実際には少し赤みがかった山吹色。
オシャレっぽく見える黄色系として、とっても使いやすい、あわせやすい色です。

また、長さも十分あり、大きいアレンジメントに使えるだけでなく、少しもったいないですが、切り分けてたくさん使うこともできます。
下のアレンジメントは直径30センチほど。
サイアムゴールド2本にオーニソガラム、グリーンを少しに周りにつるものをいれてあるだけです。

かつてのサイアムゴールドより、花の大きさが大きくなってきたそうです。
といっても全部の花が大輪というより、茎の上部の花は小さめなので、切り分けて使うときにも大きさのメリハリがつき、単調にならずに便利でした。

いよいよモカラが活躍する季節ですね。

ちょっとネオンカラー


ビッグイエローの先端近くの花は、緑がかった黄色。
それによく似た色の花器にアレンジしました。
ファッションの世界ではネオンカラーが流行しているといいますが、ビッグイエローの黄色も少し蛍光がかったネオンカラーといえるかもしれません。
明るいグリーンとあわせると、春らしい軽やかな黄色です。

同じシリーズの花器でターコイズブルーにも生けました。
黄色にブルーもやはり捨てがたい組合せです。
結局、黄色は組合わせしやすい色 なのですね。

さび色の鉄製の花器


前回は濃い茶色の和紙に黄色のビッグイエローをあわせましたが、今回は少しさび色の鉄製の花器に。黄色と茶色は相性が良いですね。
まっすぐ真面目なビッグイエローに、クネクネまがったタンチョウアリアムで遊びを加えました。
花どうしがぶつかって傷にならないよう、花器にはオアシスを入れて固定しています。

ビッグイエローを和紙で包んで2

花は背景として組み合わせる色でだいぶ印象が変わってきます。
茶色や黒は暗く見えると思われがちですが、花色を引き立て、高級感を出す色だと思っています。

今回も茶色の和紙を使いました。
平らに置いた和紙の下の部分を プラスティックチューブが隠れるくらいに折り返しています。
和のイメージで、熨斗のような和紙をリボンの代わりに付けました。、

1枚の紙の上に、絵をかくように花を置くだけ。
プラスティックチューブでなく、ちいさなガラス花器を仕込んで、そのまま飾れる贈り物にしても素敵ですね。

ビッグイエローを和紙で包んで

先にご紹介した1本のラッピングは、実はホームセンターで売っている「床養生用」の工事用シートでした。ちょっとカジュアルなラッピングによく利用しています。
前回はカジュアルなイメージでしたが、今回はもう少し落ち着いたイメージで厚手の和紙を利用してみます。

濃い茶色の和紙とアイボリーの和紙。
黄色いビッグイエローを引き立ててくれそうです。
1本くるりと巻いただけでも色が映えます。

しっかりとした和紙なので、台紙のように平らに使い、外側をセロハンで巻いたり、そのままセロハン素材の袋にすっぽり入れて、四角い花束にしても簡単できれいです。

花を保護しながら、背景として花を引き立てるラッピング、簡単なのでお試しください。

ビッグイエロー1本をギフトに

 以前ご紹介したビッグイエローという大きな黄色いタイプを再度ご紹介します。
「黄色いバンダ?」と思ってしまうほど、1本でボリュームがあります。

同じ花をたくさん束ねるのももちろん素敵ですが、このビッグイエローで「1本」をきれいに見せる花贈りをご紹介したいと思います。

輸送用についている保水のキャップ付きチューブを利用します。
一度はずしてよく洗い、水でもいいのですが、できれば「エコゼリー」などの漏れにくいものを入れなおします。
台紙を厚紙や段ボールで作り、チューブを隠すための切れ込みを入れておきます。

すっぽりとチューブを入れ込みます。
ちょっとしたグリーンを一緒にさしてもよいでしょう。

セロファンで包んで仕上げます。

台紙には花がつぶれないよう 花の上下に折り目を入れて高さを出しています。
ランは傷になりやすい花でもありますので、1本でのラッピングはギフトにおすすめです。
たくさん束ねて贈るより、かえって高級感が出ますね。

サンライズ×稲穂のお正月飾り

 
うつむき加減のサンライズの飾り方を考えていて、
同じうつむき加減の花とあわせてみることを思いつきました。
ランと稲穂の組み合わせはあまり見たことがありませんが、
ゴールドともいえるオレンジの花と黄金色の稲穂は、色味的には合うはずです。

藁部分はペーパーラフィアで飾り結びで留めて、ステッキブーケのように仕上げました。
稲穂は水を必要としないですが、モカラも茎もとにモカラについてくる試験管をそのまま使い、水を入れ替えれば大丈夫です。

組みあわせてみて、お正月飾りにも使えそう と思いました。
それに「サンライズ」という名前も新年にぴったり。
まだ松が手に入っていませんが、このやり方で角松にワンポイントのお花をいれても華やかで素敵だなと思います。