バンコクブルー(デンファレ)

 

今回はデンファレのご紹介です。
明るい青紫、ちょうど日本のキキョウのような色味です。
夏にもさわやかな色味ですが、秋風が吹くころ、リンドウやキキョウのようなイメージでも使える色味です。
リンドウやキキョウだと和のイメージに寄りすぎるかな というときに とても便利な色です。
枝ものとあわせて 和とも洋ともとれるアレンジメントに仕上がります。

大人顔のサルクレッド


濃い色のデンファレをさらに濃い色のブドウとあわせました。
アンティークっぽい花器とあわせると、ちょっと退廃的な雰囲気です。
南国タイからくるランの花ですが、天真爛漫な明るいトロピカルフラワーという使い方以外にも、コーディネートによってニュアンスのある大人顔になります。
サルクレッドの細めの茎、すっきりとした花形を見せるために、あえてちょっと暗めの照明の場所において、シルエットを楽しんでもいいかもしれません。
 

サルクレッド(デンファレ)

 
中が白いデンファレはよく見かけますが、これはリップの部分まで濃い赤紫の品種です。
はなびらはベルベットのような質感でとても高級感があります。
タイの大雨でサルクレッドの苗がダメージを受け、現在は出荷できませんが、出荷できるようになりましたらまたお知らせいたします。

ロビン

 
ちょっと渋めの赤紫、ロビンのご紹介です。
ワインレッドっぽい赤色で、花びらにドットがついています。
花の大きさは小さめ、丸弁なので、ちょっと渋めの色味でも使いやすい種類です。
秋色素材として、主役にもさし色にも活躍しそうです。

ノーラブルーの後ろ姿

 
かなりやさしい藤色のノーラブルーですが、後ろ姿もまたかわいらしく、シャッターをきりました。
ちょっと大きめの花がつくランは、重みのせいか ともするとお花の顔が下を向きがちで、生真面目な私たち日本人は「使いにくい花」と思いがちです。
でもランの後ろ姿、ちょっとうつむき加減の表情もなかなか奥ゆかしくて、かわいらしいのです。


これはチャックワンオレンジの後ろ姿。
スポット(斑点)の濃い色がないせいか、表の色より後ろのほうが少し白っぽい感じです。
横顔・下向き・後ろ姿も嫌わずに見てあげると 案外かわいいものですね。

ノーラブルー(アランダ)

ノーラブルーのご紹介です。
 
モカラやアランダには少ない紫色。
それも日本人好みの淡い藤色です。

少し細身の花びらです。
よく見るとうっすらと網目の模様がついています。
リップの部分にだけ ちょっと濃い紫色がついていますが、これがピリッとスパイシーなアクセントになっています。
冬は出荷が減りますが、3,4,5月、7月、10月には多めに出回っています。

クリスティーンのバッグコサージュ

クリスティーンとリューカデンドロンアルジェンタームを組み合わせてみました。

アルジェンタームはうっすら「毛」の生えたような、冬っぽくも見える植物。
でも色はシルバー系のぴかぴかしたグリーン。   
透明感のあるクリスティーンとよくあいます。


夏のビーズバッグにランのコサージュ。
蛍光ピンクにピカピカの素材は合いますね。
水がなくてもある程度の時間 生き生きとしていてくれるのも、ランのの花のよいところです。