アンニナを束ねて

デンファレはお花の向きがきれいに揃っているので、こればかりを束ねても形になります。
アンニナだけの束.jpg
この季節、ギフトのお花としてランの「鉢もの」は人気がありますが、ちょっと趣向を変えて一抱えものランの切り花の花束なんていかがでしょうか。
アンニナの花束、豪華さ、迫力は 鉢のランにも負けません。

アンニナ(デンファレ)

アンニナ1輪.jpg
あけましておめでとうございます。
昨年は大変な震災のあった日本にとっても、洪水被害のひどかったタイにとっても良い年になりますように。
今年1つめのご紹介は、アンナとソニアのよいところを併せ持つ、アンニナです。

アンニナは デンファレの「アンナ」と「ソニア」のかけあわせで
アンナのきれいな色と ソニアの形と生命力の強さを持っています。
比較的大輪なのに、しっかりとした花付きです。

周年咲いていますが、アンナが不足した時が特にアンニナの出番です。
アンニナ

雲竜柳でちょっと大きめに。

 
ランの茎の長さはだいたい決まってしまっていて、すごく長いものはなかなか手に入りにくいです。でも枝ものと組み合わせれば、自由自在に高いところ、広いスペースへも飾ることができます。
これは雲竜柳の枝にたくさんのアクリルの試験管をつけて、モカラをさしたものです。
こうすると、広い面を埋めるようなデザインや、高さを作るデザインにも、モカラは活躍できます。

枝ものと組み合わせるとちょっと和風な印象も出せますね。

アリスタ ほぼフルブルームでした。

 

モカラは種類にもよりますが、花がだんだん疲れてくると、花がまだ大丈夫でも先のほうから黒く枯れたようになるものもあります。
その場合は黒くなった部分をはさみで切り落とすと、お花のもちもよくなります。
このアリスタという種類を観察していたら、先から黒くなるものもありましたが、先までほぼ全部咲ききるものもありました。
全部咲く状態をフルブルームといいますが、根のある状態から切り花にしてしまうと、咲かずに終わるつぼみが多い中、結構丈夫な種類といえます。

先っぽの花色は少し浅い赤ですが、そのグラデーションもまた持ち味です。
先のお花は少し小さく、横のブルースターより一回り大きい程度でかわいらしいサイズ。
ずいぶん長く楽しんでいます。

長持ち ロビン。

 飾ってから少したって先端のつぼみが黒くなったら、ちょんとはさみで切り落としてあげると、その後また長く楽しむことができます。
ロビンも少し黒くなったところを切り落としたら、先端から2番目のお花までよく開きました。
ロビンの場合は、下のほうについた花も悪くなりにくく、まさにたわわに咲いています。

アリスタと赤い実で

 
秋の赤い実がいろいろ出荷されてきています。
野バラの実、ビバーナムコンパクター、カンボク・・・
これらのものとあわせるだけで、南国のモカラも秋の印象です。

艶のある実とあわせるのがおすすめです。
かさかさとした感じの花材より、艶があったりぷっくりしたリッチな感じが、肉厚の花びらのランとバランスよくあわせられると思うのです。

アリスタ


赤にうっすらドットの入った種類、アリスタのご紹介です。
ドットが入ったものは 日本人があまり好まないと聞きますが、このあっさりしたドットは、この種類には無いよりあったほうが絶対きれい、うっすら感がきっと日本人好みだと思います。

花もパリッとしっかりと横を向いていて、使いやすい花の付き方です。