トロピカルフラワーのモカラを、ちょっと違う雰囲気で、みせられないかなと いつも考えます。
夏っぽいイメージのアレンジでしか使わないのではもったいない!と思うのです。
モカラは一年中、秋でも冬でも手に入るのですから。
テレサはブラックベリーの赤や黒ともよく合います。
花器はちょっと濃い目の紺色に赤縁のホーローのバケツです。
ちょっと濃い目の色で引き締めると、柔らかい色が引き立ちます。
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テレサとパピルス
モカラは浅い水でもしゃんとしていてくれるので、水替えも楽なほうです。
あわせるものが傷みやすいと、結局水も悪くなりやすいものですが、今回あわせたパピルスは水辺の植物。ふやけにくいので、水も悪くなりにくくて、楽チンです。
ちょっと松にも似ていて 和の雰囲気もありますね。
モカラは案外和の雰囲気のものにもあわせやすいのです。
ランって、結構着物の柄にもなっています。年末年始にも使いやすい花材です。
テレサ(モカラ)
クリーム色に赤いドットがついたテレサという種類のご紹介です。
クリーム色から赤っぽいドットへの色の変化が、ほんのりとかわいい種類です。
ランの花弁のドットは好き嫌いの分かれるところですが、この種類は花びらがほっぺたを赤くしているような感じ、清楚な雰囲気のある ドットです。
タミーの試験管アレンジ
花びらがカーブしたり、反ったりした ちょっと気まぐれな花びらが特徴のタミーを、試験管にアレンジしてみました。
ベアグラスというニラのような葉を くるくると丸めて一緒に気まぐれを楽しんでいます。
同じ花器に、今度は新芽の出始めた「雲竜柳」とともに生けました。
あちこち気まぐれに伸びあがる雲竜柳の枝とひらひらとしたタミー。
枝物とランですが、気まぐれ者同士、案外息の合った組み合わせです。
春色アレンジのタミー
黄色×赤 の強い色味のタミーも、若草色と組み合わせるとやさしい表情になります。
白のデモルフォセカ
ニゲラの実
タフトシード(キャンディータフトの実)
あじさい(新芽)
雲竜柳
ランと野の花っぽい花との組み合わせです。
タミー(アランダ)
黄色く細い花びらに赤いドットが特徴の「タミー」のご紹介です。
色味的には 4月にご紹介した「サンセット」に似ています。
サンセットは花びらが丸い丸弁でふっくらとしていますが、こちらのタミーはシャープな花型です。
黄色に赤というとちょっと激しい色の組み合わせのような感じがします。
でもタミーは細弁の繊細さや、くるりとした花びらの反りというコケティッシュな表情も持っています。
次回 どんな組み合わせでご紹介しましょうか・・・。
サンセット(モカラ)
黄色く丸い花弁に赤いドットがついたサンセットのご紹介です。
ランは線状にお花が並んでつく「ラインフラワー」ですが、
このサンセットは大きめ(直径6センチほど)のお花がたわたについているので、
あじさいのようにお花が密集してつく「マスフラワー」のようにも使えます。
この小さなアレンジはサンセット3本にベアグラス、そしてタニワタリをくるりと丸めて生けただけの簡単なもの。
たくさんお花がついているので、たったの3本ぱっと挿しただけで、ボリュームが出ます。
黄色に赤のドットは、花びらに光が透けるように飾ってもきれいです。
スポットライトが当たる場所などでも美しく映えると思います。